令和二年度 山の田中学校運営方針.pdf
《令和3年1月14日》
今日は各学年代表の年頭の所感を掲載します。始業式は、新型コロナウイルス感染予防のため放送で実施しました。生徒代表の所感発表も放送となりましたが、朝の元気のよい挨拶などからも、どの生徒も新たな気持ちで頑張ろうという様子が伝わってきます。感染症予防を徹底して、できるだけできることを増やしてあげられるよう頑張らないといけないとチーム山の田は前向きです。
年頭所感 3年生 藤本 愛佳
私の一年間の目標は2つあります。一つ目は優先順位を考えて行動することです。昨年は自分のしたいことを先にして、勉強を後まわしにするなど、優先順位を考えて行動することができませんでした。後回しにした分だけ勉強時間も短くなり、勉強に対する意識もおろそかになっていたと思います。だから今年は、自分は今何を一番にすべきなのかを考えることを念頭に置いて行動するようにしたいです。二つ目は応用力を身につけることです。去年はテスト等で基礎的な問題は解けているけれど、応用問題に生かせていないということが多々ありました。応用力を身につけるには、たくさんの問題を解くことはもちろんですが、様々な分野に興味を持ち、面白さを感じながら取り組むことも大切だと思います。今年はそのような探究心を培いながら、勉強に取り組むことができればいいなと思います。最後に今年の干支は丑ですが、丑年は先を急がず、一歩一歩着実に物事を進めるのが大切な年だと言われています。先ほど申し上げた目標やその他苦手なことを、一つ一つ確実に克服できる年になるよう、努力を怠らずに頑張りたいと思います。
年頭所感 2年生 佐野 愛梨
私の新年の抱負は「勝つ」ことです。今年は3年生になります。そして部活動も引退するし、進路について考えないといけません。特に部活動では最後の大会まで残り少ないです。私は今まで大会で結果を残せたことがありません。試合に負けてその時は悔しくても、それから努力をしたり、自主練習をしたりなどしませんでした。でも今は後悔しています。もっと「勝つ」ということに全力で頑張ればよかったなと反省しています。今の部活動には最高のメンバーがいるのに、自分の軽い気持ちで結果を残せずに引退したくはありません。なので私はこの一年間は努力をしてたくさん勝ってたくさん結果を残したいです。そして、相手と戦って勝つだけではなく、自分の甘えの気持ちにも勝って、誰にも負けない一年間にしたいです。
年頭所感 1年生 佐貫 誠治
昨年は新型コロナウイルスの影響で例年とは異なった学校生活となりました。そんな中、先輩方の活躍で学校全体が一丸となり、体育祭、文化祭をはじめとする様々な学校行事や日々の学校生活は、小学校では経験できない素晴らしいものでした。僕も山の田中学校の一員として、全体の前に立つ存在として学校をさらによくしていきたいと強く思いました。自分自身を振り返ると昨年は総務として、自分のクラスを改善するのに、まだ完璧にすることができなかったなど、自分の未熟さを改めて感じる一年となりました。そして中学生として初めて迎えた新年、僕は三つのことを目標と掲げました。一つ目は当たり前のことをよりよくすることです。黙想や2分前着席、掃除などの当たり前にすることにより磨きを掛けて、社会の一員として正しい行動がとれるようにします。二つ目は生徒会執行部役員として、全員がさらに楽しい学校生活が送れるように活動することです。例えば体育館の昼休みの使用などのような、皆さんの要望に応えていき、より楽しくなるように企画を実施して、昨年を超える山の田中学校をつくります。三つ目は学習・部活動に、より励むことです。2年生になると毎日がさらに忙しくなり、後輩もできるので、気を引き締めて毎日努力していきます。この3つを今年の目標として頑張りたいと思います。
《令和3年1月8日》
年末から厳しい寒さと新型コロナウイルス感染症の拡大で、いつもとは違う新年を迎えました。感染拡大は治まらず、いつ誰が感染するのかはわからず、とても心配です。マスクの着用、手洗い、検温を基本とした健康管理、換気や密を避けるなど自分でできることは確実に行って感染予防に務めましょう。感染した人によると、インフルエンザの10倍位苦しかった、寝返りをすると肋骨が折れているくらいの激痛が走ったとか、陰性となってもだるさが続いてやる気が起きないなど、大変な病気だということがわかります。
さて、コロナウイルス感染症の拡大の中で私が気になっていることがあります。それは、自分が感染したら、あるいは身近な人が感染したら、自分はどのような行動ができるのだろうかということです。
ある感染した患者さんは、自分は悪いことをしてしまったと自分を責めたり、陰性になってもできるだけ人と会わないようにして自分が悪いと罪悪感をもってしまって外出しづらくなっている。自分は悪くないのに自分を責めてしまっています。ある国際調査では、「感染は個人の責任である」という質問に「はい」と答えた日本人は11%だったそうです。中国人は5%、イギリス人やアメリカ人は1%という結果です。日本人は自分は悪くないのに自分が悪いと自分を責めてしまう割合の人が多いようです。
また、同じように新型コロナウイルスに感染してしまった人で、療養施設に隔離された症状の軽い人が、無断で外出したり、外出しないよう説得しても、「コンビニに買い物に行きたいから」と説得を無視して、止めるのを振り切ってあちこち出歩くなど目に余る行動をしてしまう人たちがいます。
どうしてこのような行動をとってしまうのでしょうか?
大晦日も正月も無しに患者の命を守ろうと、感染のリスクを感じながらも必死にコロナに立ち向かう医療関係者方々がおられます。本当にありがたいと思います。私たちはいつも誰かに支えられ、人のお世話にならなければ生活できません、生きてはいけません。だからこそ、ひとに必要以上に迷惑を掛けないようにしなければいけないと考えながら行動していく必要があると思います。私たちは人の助けや支えがないと生きていけないので、助けてもらうことに遠慮することは無いと思います。でも、そのことに当たり前だと感謝を忘れてはいけません。できるだけ迷惑を掛けないよう心がける気持ちは持ち続けなければならないと、私は思います。先ほどの勝手な振る舞いをする人は、人から助けてもらっているという感謝の気持ちを失っている人たちであると思います。
新型コロナウイルス感染症が拡大している中だから、余計にお互いの存在を大切に、お互いに助け合って生きていることをより意識して生活していきたいものですね。3学期も誰が安心して楽しく学べる山の田中学校にしていきましょう。 (始業式式辞 放送による)
《令和2年12月8日》


昨日の昼休みは「中庭大喜利」が開催されました。これは、生徒会の「楽園中庭フェス2020」という企画の一つです。4日間にわたる全校生徒が楽しめる企画となっています。9日は「めざせ世界記録!中庭キャップ積み大会「、15日は「逃走中」、18日は「福男・福女レース」など盛りだくさんの企画が予定されています。昨日は、真ん中の写真にあるように教員チームも参加させてもらって、たくさんの観客の生徒もつめかけて大盛況でした。拍手や笑いで中庭がいっぱいになりました。生徒会役員のみなさん、後の3日間も準備から後片付けまで、大変ですが、みんなが楽しく過ごせる場の提供をよろしくお願いします。
《令和2年12月1日》


昨日から3回目の「学び直し週間」の取組が始まりました。今回は、期末テストやこれまで実施した単元テスト等のポイントを中心に、もう一度学習し直します。昨日と今日とで国語、数学、理科、社会、英語を「関わりあい」の中で、みんなでわかることを目指しました。はじめは各自で問題に取り組み、その後グループに分かれて、教え合います。「そうかあ!」「そういうことね!」などの声が聞こえました。時間は十分では無いと思いますが、少しでもわかる喜びを感じてもらえばと願っています。少しでも学ぶことがおもしろいと感じてくれればいいなあと思っています。各教室を見て回らせてもらいましたが、あちらこちらで笑顔が見られました。3年の教室では、1時間の学習が終わった後も、自然に居残りをして、先生の周りに集まって教えてもらっている姿も見られました。

《令和2年11月26日》
生徒会選挙が10月2日に告示され、立候補者の受付、立候補者への説明会、選挙の公示、そして、選挙運動が11月24日から始まっています。朝の登校時や昼休みなど、たすきをかけて大きな声で清き一票を求めています。政見放送は30日からで12月3日は、立ち会い演説会から投票という運びになっています。この間、とても重要且つ大変な任務を背負うのは、選挙管理委員です。投票管理や開票だけでなく、数回にわたる選挙管理委員会での協議や打ち合わせや、選挙ポスターの掲示、写真のような選挙運動の見守りなど、たくさんの仕事があります。この人たちの陰の支えがあってこそ、正当な選挙ができるのです。朝から夕方まで忙しいですが、選挙管理委員の皆さん、頑張ってください。頼りにしています。ありがとう。
《令和2年10月26日》
文化祭も大成功に終わりましたが、今日は2年生の文化祭の感想をご紹介します。多くのことを感じて学び取っていますし、これからの山の田中学校を引っ張っていくという気持ちを持ってくれていると感じました。頼もしい限りです。
『今年は昨年とは違い、時間も短く、合唱するクラスも少なかったですが、今年は今年なりにすごく楽しくておもしろかったです。特に、生徒会の人たちのオープニングやエンディングの内容もおもしろくて、本当にテレビを見ているみたいで、楽しかったです。私はステージに立っている人もすごいと思ったけど、スタッフさんがすごくリアルでびっくりでした。先輩方は本当にすごいと思ったし、尊敬です。
私たちが来年、昨年や今年のような文化祭をつくることができるのかすごく不安だけど、私たちの学年の個性をいかして、今までで1番しい文化祭にできたらいいなと思ったし、合唱も全学年ができるようになったら、どのクラスも鳥肌がたつぐらいすごい合唱にしたいと思いました。来年どうなるか、どんな文化祭になるのかわからないけど、1人1人一生懸命がんばっていい文化祭にしたいです。』
『今回の文化祭は新型コロナウイルスの影響で、去年とは違う形で行われたので、少し不思議な感覚でした。親は見に来られないし、合唱コンクールは予選で勝ったクラスだけしか歌えないし、バザーもない。だけど、そうなってもみんなで一生懸命に取り組み、今までにないような文化祭になりました。そして、合唱コンクールで当日私たちのクラスは歌うことができませんでした。とても悔しかったです。来年は、また今のクラスとは違うクラスで違う合唱曲で歌います。来年、コロナがおさまるとも言い切れないし、もしかしたら今よりも大変になって文化祭ができなくなるかもしれません。だけど、来年私たちにとって中学校での文化祭は最後です。だから、私はコロナがおさまることを心から願って、最後の文化祭で悔いなく終われるようにしたいです。』
『私は合唱と吹部の演奏をがんばりました。合唱は一生懸命みんなで練習したので、学年の最優秀賞がとれたとき、すごくうれしかったです。吹部の演奏は、3年生との最後の演奏なので、今までで一番がんばりました。すごく緊張して、失敗もたくさんしたけど、全力でできたのでよかったです。生徒のみんなも楽しんでいてくれたらうれしいです。来年はもっとがんばります。生徒会のオープニングとエンディングもすごかったです。始まりと終わりがあんなに楽しかったから、すごく楽しい文化祭になったんだなと思います。モニタリングの企画や、夢を叶える企画もあれば、キャベツを食べたり、全員で踊ったり、電話をかけたり、去年よりも短い文化祭だったはずなのに、去年と同じくらいか、去年以上にすごく楽しくてびっくりしました。来年は私たちががんばる番です。状況はどうなるかわからいないけど、今年以上に楽しいわくわくする文化祭にできるよう、全員で心を1つにしてがんばりたいです。今から、来年の文化祭が楽しみです。』
《令和2年10月21日》
9月18日の文化祭集会から1ヶ月間、実行委員長の岡野さんを中心に、実行委員会、生徒会執行部が企画運営してきました。生徒の皆さんは、リーダーに引っ張られてよく取り組んできたと思います。
まず、合唱の取組ですが、練習を始めたときに比べてどのクラスもすごく成長しました。成長ぶりはこの数年の中でも素晴らしいと感じました。
1年生は笑顔が多く見られました。練習当初からいい雰囲気を創れていました。2年生は、責めない責めないなどの雰囲気作りの言葉を掛け合うよい取組でした。とにかく練習の取組が、楽しむというか、なんともいい雰囲気でした。あるクラスの生徒が体育館練習の後、アドバイスを私に求めてきましたが、歌の中にある気持ちを学んで、その気持ちを込めるといいのでは、と言いましたが.コンクール当日で、本当に急成長していて驚きました。
3年生、君たちが1年生の時は少々心配でしたがどうにか頑張りました、進級して2年生では歌に勢いはありました。今年、最上級生として、すごく高いレベルの合唱を創りあげました。何がよかったかというと、3年生のどのクラスも、気持ちがすごく伝わってきました。気持ちを伝えるには、歌詞を朗読するように歌うことが必要なのですが、歌詞の意味、その歌の気持ちを朗読できていました。気持ちがこもっていました。特に3年生はこの3年間で、本当にすごく成長しました。
全校どのクラスも、練習をいい雰囲気の中で積み重ねて、急成長しました。どのクラスも一体感がでていました。山の田中のCOLORを創りあげましたね。
美術部、吹奏楽部も、感染症のため例年どおりに活動できなかったにもかかわらず、それぞれの部活動の活動のCOLORが出ていました。生徒会の企画のオープニング・エンディングは、鑑賞型から参加型へが定着してきました。全校が楽しめる、一体となれるものでした。
今年は、新型コロナウイルス感染症のため、文化祭を中止せざるを得ない状況でしたが、4月から先生方が、何度も話し合いを重ね、文化祭をやる意味、合唱コンクールをやる意味から考え直し、どうにかして開催しようと決定しました。先生方の熱い思いを感じました。皆さんの成長した姿を見て、その決定は間違っていなかったと確信しました。
皆さんは、この1ヶ月間本当によく頑張り成長したのですから、自分を褒めて自信にしてください。 (文化祭校長講評より)
《令和2年10月14日》
いよいよ合唱コンクールが、金曜日に迫ってきました。各クラスともパートリーダーや指揮者
を中心に、練習に熱がこもってきました。この時期、正門に立って朝の挨拶をしようと出迎えて
も、ほとんどの生徒が朝の練習のためすでに登校しています。
右の写真は、合唱リハーサルの様子です。本校では、山口芸術短期大学の准教授 小野隆洋さ
ん 声楽家の小野朋子さん、松浦洋子さん、貞國泰子さんを講師としてお招きし、ご指導をいただいています。専門家による高いレベルの指導により、ぐっとレベルがアップします。生徒たちは、この指導を受けてさらに練習に熱がこもります。保護者の皆様、今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、文化祭当日は無観客にさせてもらいますが、合唱コンクールは、学年別で実施して、鑑賞できるようにいたしました。16日金曜日で平日ですが、お時間が許せばお越しください。検温とチェックシート持参をお忘れ無く。
《令和2年10月5日》
本校では、今年度から「新しい学びのスタイル」の構築に取り組んでいます。毎日の授業をより大切にして
積み重ねの習慣を身につけて学力を向上しようという取組です。教師は毎時間の授業の「ねらい」をより明確にするようにして、授業を展開します。生徒は、今日の授業のねらいが達成できるよう頑張ります。そして自宅で復習をして、単元テストや小テストで理解度を確かめます。ですから、中間テストはありません。日々の授業と家庭学習を丁寧に積み重ねていくことで、学力を身につけようというスタイルです。
この取組の中で、年間五回ほど「学び直し週間」が設定されています。その時点までの学びの中で理解できてない、理解が曖昧なところをもう一度学び直すために、全校一斉に講座が開かれます。生徒は自分で講座を選び、もう一度復習をします。今回は、3年生が「ミニティーチャー」として、後輩に教えるという取組も始めました。たくさんの3年生が、数学、英語、理科を先生に代わって個別指導します。教える側も真剣に取り組んでいます。教えることで3年生はさらに理解が深まります。左の写真がその様子で、3年生が2年生に英語を教えています。教わる側は「うん うん」と頷き満足そうです。ここでも、本校が進める「関わりあいのある授業」が進められています。この取組は、まだまだ改善すべきことがありますが、少しずつ振り返りを行いながら進めていこうと思っています。前半の30分は全員参加ですが、後半は自主的な参加となります。もう少し学びたいという生徒は残って学んでいました。この期間は部活動もお休みにしていますので、生徒と先生が関われるゆっくりとした時間の確保も狙っています。子どもたちが、「ここがわからないから学ぼう」「何でだろうか、もっと学んでみよう」という気持ちを、もっともっと持ってくれたらいいなあと切に願っています。もちろん新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、健康観察・マスク着用・換気の徹底を図っています。
《令和2年9月17日》


今日は久しぶりに「ぷらっと山の田」が開かれました。にじいろネットの活動の一環として、月一回、お昼休みと放課後に、井上チーフコーディネーターと中村コーディネーターを中心に様々な講座やミニイベントなど楽しい会が開かれていました。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、活動をこれまでは控えておりましたが、少しずつ少しずつ活動を再開することとなりました。換気の徹底を図り、少しでも生徒たちの居場所づくりをしていきたいと思います。コーディネーターさん、ありがとうございます。
上の右の写真は、にじいろネット応援団による授業支援です。家庭科の支援にきていただいています。この活動も本当に学校は助かっています。今、文部科学省が旗振り役となって働き方改革を進めています。教師が教師でなければできない業務に全力投球できるようにする、そして子どもたちに対して効果的な教育活動を行うことができるような環境をつくっていくために進めています。その道は非常に厳しいのですが、子どもたちのため、教師のために着実に進めていかなければなりません。ですから、にじいろネット応援団の授業支援は、教室内に30人以上いる生徒の教育活動を保障するためには、非常に有効です。本当にありがたいです。とにかく教員の手が足りません。部活動指導でくたくたになっている先生方を見ると、早くどうにかしないといけないと焦りは募ります。にじいろネット応援団に興味のある方は、ご連絡ください。
《令和2年9月11日》
新型コロナウイルス感染症拡大防止のために開催が危ぶまれた体育祭が、何度も会議を重ねてどうにか開催にこぎ着けました。種目は、生徒が練習を重ねて関わりが多くあり達成感が味わえるものという考え方で絞り込みました。各学年の団体種目は、練習と工夫を重ねてきました。Y-1(ワイワン)は、学級対抗リレーですが、二人三脚や三人四脚などもあり、これも練習と工夫を重ねなければなりません。体育祭の華である応援合戦は、言うまでも無く練習に練習を重ね、応援団長を中心にその色や団結するために様ざまなドラマが生まれます。応援団も多くの生徒も達成感や挫折感も味わいながら大きく成長します。生徒たちの様子や振り返りの作文を読んでみるとそれがよくわかります。そういった意味で、今年の体育祭は半日にも満たない体育祭でしたが、生徒の成長につながったものになりました。熱中症対策も気になり、さらには非常に大きな台風も来るとのことで、ひやひやドキドキの体育祭開催でしたが、生徒が成長できたので大成功と言えるでしょう。保護者の皆さんも感染症予防にご協力いただきました。ありがございました。日程でしたが、やってみるとこれもいいのかなあと感じました。今後ますます暑さがひどくなり、熱中症対策に悩ませられるよりも今回のように密度の濃いものにしていくことも考えていかなけれなならないのかもしれません。

《令和2年8月19日》
いよいよ夏休みも残りわずかです。24日(月)から2学期が始まります。これは、新型コロナウイルス感染症の関係ではなく、年度当初から決まっていた日程です。夏休みを短縮した目的は、授業時数を確保し、教員が子どもと授業、そして自分と向き合う時間を確保することにより、新学習指導要領においても各学校が「学びが好きな子ども」を育成する体制づくりを進めるためです。時間と心のゆとりがあり、子どもと向き合うことが大切にされる学校にしていきたいと私は考えます。
さて、この短い夏休みの間も生徒たちはすでに2学期に向けて活動を開始しています。下の写真にあるように、体育祭の応援団員が準備を始めています。もちろんエアコンの効いた教室での活動です。コロナに負けず、熱中症に負けず、頑張ってほしいです。



《令和2年8月16日》
今年の夏休みは、感染症の影響で23日間と短く、生徒たちはどのような工夫をして生活しているのでしょうか。どうか有意義でゆったりできる夏休みとなっていることを願っています。今日は、例年実施している美化作業の日でした。多くの保護者の方々も参加いだだきました。ありがとうございました。中庭の池の掃除もこの日に毎年行われるようになりました。3年生の担当ですが、しっかり磨いてくれました。また、これも恒例となってきましたが、「おやじの会」の応援で校舎の廊下のペンキ塗りを行っています。3年生の担当です。古い校舎ですので、とにかく明るくなります。10名のおやじの会の皆さん、本当にありがとうございました。


《令和2年7月8日》

本校には、学校を応援してくださる団体があります。一つは教育振興会で、もう一つは学校後援会です。前者は本校の保護者と保護者のOBの方々が会員になっています。この会は、令和元年度に課外クラブ振興会と教育振興会が統合されより充実した団体となっています。人的、経済的支援をいただき大変助かっています。
学校後援会は、自治会の皆様を会員とする、いわば地域の応援団体です。本日夕刻に北部公民館において理事会が開催され、事業報告と会計報告の承認と本年度の事業が確認されました。本年度は、様々教育活動への支援と共に、美術部への応援が決まりました。これまでは、運動部や吹奏楽部への支援が主でしたが、大会出場などのない美術部への支援が了承されました。有効に活用しようと思っています。
それにしても、この会の存在は、「学校は地域に支えられている」ということを再認識させてもらえます。ついつい我々教職員だけで教育活動を担っているのだと勘違いしてしまいがちになるのですが、いやいや地域と共にある学校づくりを忘れてはいけません。学校後援会からの支援を決して当たり前と思わずに、しっかりと気持ちを受け止めて教育活動を進めていきたいと思います。本当にありがとうございます。
《令和2年7月3日》
今日は少し物騒な写真からです。左の写真は、本校1年3組の掲示板に貼られていたものです。
いったい何だろうと、いろいろ情報を集めたらきょうのお昼のグラウンドでことは起きるとのこ
と。早速のぞいてみると、1年3組と1年5組のクラス対抗の警泥(おにごっこ)を楽しんでい
ました。クラス総出で楽しむ光景、学級の枠を超えて楽しむ光景でした。見ているこちらも、楽
しくなりました。誰が仕掛け人なのか、もう少し情報を集めてみようと思っています。
それにしても、私が本校に着任してきたときには、昼休みにグランドで遊んでいる姿はほとん
ど見られず、3年男子数名がサッカーをしているぐらいでした。みんな元気に外で遊ぶ姿が多く
見られるのは、とてもいいことだと思っています。
そういえば、3年男子が前日に校舎周りや体育館周辺で鬼ごっこをしていて、注意をされたそうですが、今日はちゃんとみんなで集合して
グラウンドに出て遊んでいました。すぐに反省して行動に移していたのがいいですね。「よく遊び よく学べ」やまちゅうの生徒!


《令和2年6月30日》
今年度2回目の生徒会中庭づくりプロジェクトがありました。予定は29日月曜日でしたが、雨のために
今日急遽、ボランティアを募集しました。部活動もありましたが、70名を超える参加者がありました。
生徒会執行部の中庭担当の音頭で、ケイトウとマリーゴールドの苗を植え付けました。マリーゴールドの苗
は、校務技師さんが種から育ててくれました。みんなで協力して、あっという間に植え付けが完了しました。
最後には、みんなで円になって完了を「一丁締めで」確認していました。
わいわいがやがやと楽しそうでした。生徒会からは、花が咲くのを楽しみにしましょうと。
校長室前には、生徒会がまとめたこのプロジェクト3年間の軌跡を掲示しています。荒れた
中庭で走り回り、衝突してけが人も出ていた中庭が、今は憩いの場になっています。生徒の
ちからで、学校を安全安心なものにしたという実績です。これからは、定期的に花壇の花の
植え替えを季節も変わり目に行っていくのでしょう。
今、生徒会は、生徒総会が新型コロナウイルス感染症拡大防止のため開催できないので、計画的に学級会や評議委員会で協議をしています。よりよく生活できるよう話し合いを重ねています。どの学級も一所懸命話し合いをしていました。
《令和2年6月19日》
今日の「YY放送局」は松井教授をゲストに展開されました。あちらこちらの教室から爆笑の声が響いてきました。さて、今週は教職員面談と言って、先生全員は校長と面談して今年度の個人目標を確認しました。生徒に目標を持って取り組むよう投げかけているのですから、当然教師も自己目標を持って教育活動に取り組んでいるのです。その面談の中で、10分休憩のある光景が話題になりました。3年生のある教室で、男子生徒1名が一生懸命に数学の問題を教えてもらっているのでした。教えてあげる生徒は親切丁寧に教えてあげていましたが(すばらしい)、私が感心したのは、友達に教えを請うている男子生徒の姿勢です。すばらしい。とても微笑ましく、輝いている二人だったと、嬉しそうな笑顔で教頭先生が、話してくれました。この二人をはじめとして、今年度の三年生は、頑張る姿ややる気を感じる姿がものすごく増えました。授業中に私がお邪魔すると、ものすごくいい雰囲気で授業が進められているのです。私は、このよい雰囲気を「しっとりしている」と表現しています。誰もが、一生懸命に取り組んでいるのですが、ただそれだけでなく、居心地よく、いい空気感が生まれているという感じです。3年生はすごく成長しています。もちろん、1,2年生も元気に前向きに頑張れていますが、3年生にはまだまだほど遠いように感じています。でも、いいぞ!みんな。山中(やまちゅう)生は、いい雰囲気の中で学習に取り組んでいます。
《令和2年6月12日》
学校が再開できて1ヶ月が過ぎようとしています。感染症予防のためにマスク着用などの様々な制限がある中、生徒たちは元気に明るく学校生活を送っています。授業に真剣に取り組む姿を見ていて、生徒は生徒なりに「毎日の大切さ」をしっかりと感じて生活していると強く感じました。私が言うまでも無く、子どもたちは新型コロナウイルス感染症によって不自由な生活を余儀なくされたことで、大切なことをしっかりと学び取っているようです。今後、体育祭や文化祭という大きな行事を生徒会を中心に工夫してやり遂げることができるでしょう。
そのような大きな期待を抱かせてくれたのは、今日のお昼の放送です。今日から「YY放送局」が始まりました。これは今年度からの生徒会の取組です。学校生活を送っていく中で、新しい発見、悩み、疑問などを「Yレター」に書いてYレターぽすとに投函すれば、毎週金曜日のお昼の放送で取り上げてくれます。ねらいは、不安や悩みをみんなで共有し、一緒に悩み、アドバイスを出し合って、みんが「ひとりじゃない」と感じることができるようになるということです。今日の放送が第1回でしたが、執行部の生徒がまるでプロのDJのように軽快なおしゃべりで進めていました。次回がとても楽しみになりました。そして、全校生徒がうまくつながっていけるのではないかという大きな期待が持てたのです。この取組は、本校の学校教育目標を実現するための大きな一助になるでしょう。
《令和2年5月14日》
待ちに待った学校再開です。教職員の打ち合わせでは、「コロナウイルス感染症を正しく恐れる」を身につけさせることを当面の指導の柱とすることを確認しました。マスクの着用、登校後をはじめとする手洗いの徹底、毎朝の検温などをしっかり習慣化させようということです。ドアや窓を常にオープンにして換気もしっかりやります。もちろん、感染症に関わる誹謗中傷などいじめにつながる言動の無いように指導していくことになっています。
部活動の朝練習は当面ありませんので、生徒は8時前後から登校し始めると思いきや、7時30分くらいからぞくぞく登校してきました。早いです。みんな、学校に来たくてうずうずしていたのでしょう。明るいあいさつや笑顔がたくさん見られました。しばらくは、やや不自由な面もありますが、制約の中でできることを探りながら学習を少しずつ軌道に乗せていきます。まずは、5月21日から給食が始まり、通常時程の学校生活が始められるよう頑張っていきますので、ご家庭もご理解とご協力をお願いいたします。
《4月8日》
これまでに経験したことのない令和二年度が、始まりました。本校校長として四年目を迎えました。着任した時の気持ちを忘れず、子どもたちにとって安心して学べる学校づくりを頑張りたいと思います。入学式は、間隔を空けた座席配置と窓を全開して短時間に実施しました。以下に式辞を掲載します。感染症予防に努め、学校再開まで、各自ができる準備をしていきましょう。
式辞
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。私たち本校教職員は、皆さんが入学してくるのを心から待ちわびていました。
さて、新入生のみなさん、今日からみなさんは、義務教育最後の三年間を、伝統あるこの山の田中学校で過ごすことになります。これからの三年間は、皆さん一人ひとりが「将来どう生きていくか」というとても大切なことを学ぶことになります。だから、山の田中学校の教育目標は「よりよく生きていけるように学ぶ」です。では、世の中で生きていくこととは、どのようなことなのでしょうか、考えたことがりますか。例えば、仕事をするときに、相手の話を聞いて、思いを理解し、自分の考えや思いを伝えて、意見をまとめていくということをします。商品を買うときや売るとき、新製品を考えるときや作るときなど、すべての生きる活動で、伝える、聞く、理解するを行うのです。これらがうまくできるようになると、よりよく生きていけることになると思います。だから本校では、関りあいのある授業を進めています。ペアやグループで、学級全体で、自分の考えを伝えあい、聞きあい、分かり合うことを進めます。それは、将来につながっているのです。
山の田中学校の校歌は、「手を組む友よ」と歌い始めます。学校では、多くの人との出会いがあり、困っているときは手を貸し助ける、励ます、よいことをすれば認める、間違った行いは気づかせてあげるなど、手を組んで、本当の「友」になってください。「伝えあい、聴き合う」、「認め合い分かり合う」、という関わりあいを、授業の中だけでなく、様々な学校生活の中でも実行してください。そうすることで、みんなで、自分の持っている可能性を見つけられる山の田中学校にしてください。
最後に、皆さんにしっかり伝えておきたいことがあります。
いのちにかかわるようないたずら、遊びなどは、絶対にしてはなりません。命を大切にしない行為は、許されません。自分のいのち、他人のいのちは、何よりも大切なものです。このことは、絶対に忘れないでください。誰もが安心して学べる学校づくりをしましょう。
終わりになりましたが、保護者の皆様、本日はお子様の御入学誠におめでとうございます。
これから三年間、私たちが責任をもってお預かりいたします。
本校の教職員は、子どもの立場に立って考える教職員ばかりです。保護者の皆様の期待に応えられますよう、全教職員が「チーム山の田」として一丸となり、責任をもって取り組む覚悟でございます。甘やかしではないやさしさと、時には、冷たくはない厳しさで支援をして参りますので、本校の教育活動に深いご理解と力強いご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
新入生のみなさんの今後の成長と活躍を期待いたしまして、式辞といたします。
令和二年四月八日 下関市立山の田中学校校長 岡﨑茂邦